もう「文字だらけ」とは言わせない！一瞬で伝わるアイコンデザインの秘訣

1なぜアイコンを使うと「伝わりやすさ」が格段にアップするのか？

私たちは日々、膨大な情報に囲まれて生きています。そんな中で、多くの人は文字をじっくりと読むよりも、パッと見て全体像を把握することを好む傾向にあります。

信号機の色、非常口のマーク、スマートフォンのアプリのマーク…これらはすべて、アイコンの力によって、瞬時に意味を理解できますよね。

そもそもアイコンとは、スマートフォンやパソコンの画面で使われる、小さな絵や記号のことです。ゴミ箱のアイコンが「削除」、家のアイコンが「ホームに戻る」を意味するように、文字を読まなくても直感的にその機能がわかるようになっています。

単なる飾りではなく、画面の使いやすさを決める重要な要素です。どのアイコンも一貫したデザインで、誰が見ても同じ意味だとわかる「共通の絵の言葉」として、私たちをスムーズな操作へと導いてくれます。
Webで使うイメージがありますが、紙パンフレットでもアイコンを使うことが多いです。

アイコンは、「情報の要約」と「視覚的な誘導」という2つの重要な役割を果たします。

• 情報の要約
  文字で説明すると長くなる内容を、たった一つのマークで表現することができます。例えば、電話番号を文字で書く代わりに、電話のアイコンを添えるだけで、それが連絡先であることが瞬時に伝わります。
• 視覚的な誘導
  アイコンは、読者の視線を意図的に誘導する役割も担います。重要なポイントや、特定の情報に注目してほしい時、アイコンを添えることで、読者の目は自然とそこへ向かいます。アイコン以外にも数字でも誘導できます。

3どんな種類がある？代表的なアイコンスタイル

アイコンには、それぞれ異なる特徴を持つ様々なスタイルがあります。資料全体の雰囲気やブランドイメージに合わせて、適切なスタイルを選ぶことが大切です。

線だけのアイコン（アウトラインアイコン）
シンプルで洗練された印象を与えます。ミニマルなデザインから和風の雰囲気までいろんなテイストに馴染みやすいのが特徴です。また細かい描写も得意なので、ニッチなテーマでも素材が見つけやすいです。

シルエットアイコン
アイコン全体を単色で塗りつぶしたスタイルです。コントラストが強いため、視認性が高く、遠くからでも一目で内容が理解しやすいという利点があります。

2色・多色アイコン
2色以上で構成されたアイコンです。単色アイコンよりも情報量が多くなり、より具体性を表現できます。ブランドカラーを活用することで、統一感のあるデザインに仕上げられます。ポップで可愛らしいアイコンが多いです。

フラットアイコン
影や立体感のない、平面的でシンプルなアイコンです。現代的なウェブサイトやアプリケーションで広く使われています。色は多色からモノトーンまで様々です。

3Dアイコン
立体的な表現がされたアイコンで、よりリッチで目を引く印象を与えます。資料全体に遊び心やインパクトを持たせたい場合に適しています。複雑な描写なため、Webナビゲーションには不向きです。

これらのスタイルは、アイコンを検索する際のキーワードとしても役立ちます。「○○アイコン」と検索するだけでよりイメージに近いアイコンを見つけやすくなります。

4アイコンを選ぶときのポイントと注意

いざアイコンを使おうと思っても、どんなものを選べばいいのか迷う方もいらっしゃるでしょう。以下の3つのポイントを押さえておけば、失敗を防ぐことができます。

• 統一感を持たせる
  資料全体で使用するアイコンのデザインは、線画、塗りつぶし、手描き風など、必ず統一しましょう。バラバラのデザインのアイコンを使うと、雑多な印象を与え、資料全体の品質が低く見えてしまいます。
• サイズを統一する
  同じ場所で使うアイコンは、すべて同じサイズに揃えましょう。線の太さも揃えましょう。大小バラバラだと、不自然で安っぽく見えてしまいます。
• シンプルで分かりやすいものを選ぶ
  あまりにも凝ったデザインや、複雑なアイコンは、かえって何を意味しているのか分からなくなってしまいます。一目で意味が伝わる、シンプルなものを選ぶのがおすすめです。アイコンだけでは説明不十分なときは、挿絵イラストを入れて役割を分けましょう。

5無料で使えるアイコン配布サイト紹介

資料作成やデザイン制作に欠かせないアイコン。この記事では、ビジネスシーンでも安心して使える、商用利用が可能な無料のアイコン配布サイトを厳選してご紹介します。

※利用規約を必ず確認してからご活用ください。

6自分で作れない…そんな時はプロに任せる

「アイコンの使い方は分かったけど、自社に合ったデザインのアイコンが見つからない」
「どこからダウンロードすればいいの？」
「統一感のあるデザインにする自信がない…」

そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

デザインは、ただ装飾するだけでなく、「伝わる仕組み」を構築する専門的な技術です。パンフレットや資料の目的やターゲットに合わせて、最適なアイコンを制作し、全体の世界観を統一していくことで、全体のクオリティが上がり、それが、さのサービスや企業への安心感に繋がります。

私たちは、お客様のビジネスの課題をヒアリングし、本当に伝えたいメッセージを整理した上で、デザインの力で解決策をご提案しています。

「お客様に『伝わる』パンフレットを作りたい」「売上につながる営業資料にしたい」

もし、そうお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。デザインのプロとして、御社の強みを最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。