
【保存版】パンフレット、色で…
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7
2025
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制作のコツ
[コラム]
「パンフレット、何部刷ればいいんだろう…?」
「前回は足りなくて焦ったけど、刷りすぎると在庫になるし…」
販促物の制作において、印刷部数の決定は常に頭を悩ませる課題ですよね。
多すぎれば余分なコストや保管スペースがかさみ、いざという時に情報が古くなっている、なんてことも。かといって少ないと追加印刷の手間や、単価が上がってしまうデメリットが生じます。
「ちょうどいい部数」を見つけるのは、慣れない方は迷いますよね。しかし、いくつかのポイントを押さえれば、貴社にとって最適な印刷ロットを導き出すことができます。
本記事では、パンフレットや販促物の印刷部数を決める際に考慮すべき要素と、コストを抑えつつ最大の効果を出すためのヒントをご紹介します。これを読めば、貴社の状況に合わせた賢い印刷部数戦略が見えてくるはずです。
目 次
最適な印刷部数を考える上で、まずは貴社のパンフレットが「いつ、誰に、どのように」使われるのかを明確にすることが大切です。漠然と「このくらいかな?」で決めるのは避けましょう。
パンフレットは、どのような場面で、誰に渡されるものですか?使用目的によって必要な部数は大きく変わります。
来場者数や、ブースへの立ち寄り予測数から逆算します。興味を持った方に確実に渡せるよう、少し多めに見積もるのが安全です。
(例:来場者数1,000人のイベントで、興味関心を持つ人が20%と仮定すれば、最低200部。予備を含め300部ほどあれば安心でしょう。)
営業担当者の人数や、月間の訪問件数、商談数から算出します。常に手元にある状態が理想です。
(例:営業担当5名、月間訪問数各10件の場合、50部/月。予備や配布忘れ対策として、少し余裕を持たせると良いでしょう。)
来客数や、実際に手に取られる頻度を観察する必要があります。まずは少なめに設置し、減り具合を見て調整するのが効果的です。
発送リストの件数や、過去の資料請求実績に基づいて正確に算出できます。予備は少なめで問題ありません。
このように、具体的な使用シーンを想定することで、より現実的な必要部数が見えてきます。
パンフレットの内容は、どのくらいの期間、情報が有効ですか?
定期的に内容が更新されるものであれば、一度に大量に刷るのはリスクがあります。情報が古くなると、かえって顧客に誤解を与えたり、企業の信頼性を損ねたりする可能性があるため、少なめの部数をこまめに刷る方が賢明です。
会社の基本情報や理念など、比較的情報の変更が少ないものであれば、ある程度の部数をまとめて印刷することで、単価を抑えることができます。
期間が限られているものは、イベント終了とともに不要になるため、必要な期間に見合う最小限の部数に抑えるべきです。
情報の鮮度が落ちやすいパンフレットは、小ロット印刷(オンデマンド印刷など)を検討し、必要な時に必要なだけ刷るのが適しています。
印刷部数を増やすほど、1部あたりの単価は安くなる傾向があります。これは、印刷の準備にかかる費用(版の作成、機械のセッティングなど)が部数に関わらず発生するため、その費用が総部数で割られることで、単価が下がるからです。
しかし、安くなるからといって、必要以上に大量に刷ってしまうと、以下の問題が発生します。
保管スペースの確保、管理の手間、そして最終的に廃棄することになった場合の費用。
内容が古くなり、改訂が必要になった際に大量のパンフレットが無駄になる。
逆に、部数を抑えすぎてしまうと、1部あたりの単価が高くなり、結果的にトータルの印刷コストが増えてしまう可能性があります。特にオフセット印刷の場合、最低ロットを下回ると単価が急激に跳ね上がることがあります。
貴社の予算と、各部数での単価を見比べながら、無理のない範囲で、かつ最も効率の良い部数を見つけるバランス感覚が重要です。
過去の配布実績やイベント参加者の見込み数、営業担当者の配布ペースなどから、「これだけは確実に必要」という最小限の部数をまず見積もりましょう。これは「これ以上少なくすると困る」というベースの数字になります。
最小限の部数だけでは、配布中に足りなくなったり、破損したり、誤って配布してしまったりといった不測の事態に対応できません。見積もった最小部数に、10〜20%程度の予備を含めることをおすすめします。ただし、キャンペーン期間が短いものや情報が変わりやすいものは、予備を少なくする判断も必要です。
一度に大量に刷るのが不安な場合や、情報の鮮度が変わりやすいパンフレットの場合は、少なめに刷って、状況に応じて増刷するという選択肢も有効です。
ただし、増刷には再度印刷会社とのやり取りや、納品までに時間を要する場合があることを忘れてはいけません。
一度パンフレットを制作・配布したら、それで終わりではありません。
といったデータを記録し、次回以降の印刷部数決定の参考にしましょう。この実績の積み重ねが、将来の「適正ロット」を見つけるための最も確実な道標となります。
パンフレットの印刷部数は、単なる数字ではありません。それは、貴社の「コスト管理」「情報鮮度管理」そして「機会損失の防止」というビジネス戦略に直結する重要な要素です。
「多すぎず、少なすぎず」の最適な部数を見つけるには、
これらを総合的に考慮し、さらに印刷会社とのコミュニケーションを通じて、柔軟な対応を心がけることが成功の鍵となります。
私たちは、パンフレット制作において、デザインの質はもちろんのこと、このような運用的な側面についてもお客様を徹底的にサポートいたします。貴社の目的を深く理解し、最適な部数をご提案することで、費用対効果の高い販促物制作を実現します。
「パンフレット制作で失敗したくない」「最適な部数でコストを抑えたい」とお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。貴社にとって最適な形でご提供できるよう、全力でサポートさせていただきます。
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