
パンフの印象は「紙」で決まる…
08
8
2025
point
制作のコツ
[コラム]
「パンフレットを作りたいけど、マットコート紙とコート紙、どっちがいいの?」
「紙の厚さって、どれくらいを選べばいいの?」
パンフレット制作において、デザインや内容と同じくらい、いやそれ以上に、「紙」の選択は完成物の印象を大きく左右します。用紙の種類や厚さ一つで、手に取った時の感触、色の見え方、そして貴社のブランドイメージまで、受け手に与える影響が違います。
でも、専門用語が多くて、どれを選んだらいいか分からない…そんな風に感じていませんか?紙の種類だけで何百種類もあり、それに紙厚を考えると組み合わせパターンだけで頭を抱えるのは当然です。
ご安心ください。本記事では、印刷仕様で定番の「マットコート紙」と「コート紙」の特性、そして「紙の厚さ(紙厚)」の選び方について、初心者の方や忙しい人向けに分かりやすく解説します。
貴社のパンフレットが「狙い通り」の魅力を放つための紙選びのヒントを、ぜひここで見つけてください。
目 次
まずは、パンフレットで最もよく使用される代表的な2種類の紙、マットコート紙とコート紙について、それぞれの特徴と選び方のポイントを見ていきましょう。
コート紙は、紙の表面にインクの定着を良くするための塗料(コート剤)を塗布し、さらに光沢を出す加工が施された用紙です。
⚠️注意点
●光沢があるため、照明の当たり具合によっては反射して文字が読みにくくなることがあります。
●筆記性(特に鉛筆)には劣るため、書き込みが必要なアンケート用紙には不向きです。
マットコート紙も、コート紙と同様に表面に塗料が塗布されていますが、こちらは光沢を抑える加工が施されています。
⚠️注意点
●コート紙に比べると、写真の鮮やかさや発色性はやや低いです。
●摩擦に弱く、表面に傷がつきやすいことがあります(特に濃いベタ面)。
紙の厚さは、パンフレットの「高級感」や「丈夫さ」、そして「持ち運びやすさ」に直結します。
日本では「kg(キログラム)」で表記されることが多く、これはおよそ「原紙1,000枚あたりの重さ」を示しています。数字が大きいほど紙は厚くなります。
ここでは、一般的なパンフレットでよく使われる紙厚の目安と、それぞれの印象について見ていきましょう。
標準(110kg〜135kg)
汎用性が高く、バランスの取れた厚さ
厚め(180kg以上)
高級感と耐久性を重視するなら
結局のところ、どんな紙を選ぶかは「誰に、何を、どう伝えたいか」に尽きます。
このように、貴社のパンフレットが果たすべき役割と、それを受け取るターゲット層を明確にすることで、紙の選択肢を絞り込むことができます。
画面上で見る色と、実際に印刷された紙の色は異なります。また、紙の質感や厚みも、実物を手に取ってみないと分かりません。印刷会社には、様々な用紙の現物サンプルが用意されています。必ず実際に触れて、見て、どの紙が貴社のイメージに最も近いかを確認しましょう。
「この紙がいい!」と決めてしまう前に、まずは私たちに相談してください。
経験豊富な担当者であれば、貴社のパンフレットの目的やデザイン、予算を考慮し、最適な紙の種類や厚みを提案してくれます。
など、プロならではの具体的なアドバイスが聞けるはずです。
適切な紙を選ぶことで、パンフレットは単なる情報媒体ではなく、貴社のブランドを体現する「触れることができる販促ツール」となり、お客様の記憶に深く刻まれるでしょう。
私たちは、パンフレット制作において、デザインの力だけでなく、用紙の選定から印刷、加工に至るまで、お客様をサポートいたします。貴社の目的とターゲットを深く理解し、最高の効果を発揮するパンフレットを共に作り上げていきましょう。
「どんな紙を選べばいいか分からない」「紙の選び方で不安…」とお考えでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。貴社にとって最高のパンフレットを、最適な「紙」と「厚さ」でご提案させていただきます。
0120-511-500(月〜木9:00〜18:00:お問合せ番号9)